真空管アンプの音にはなぜか感動があった

このところデジタルパワーアンプばかりを使っていましたが、久しぶりに真空管アンプから音を出したところ、なぜか音楽にぐっと引き込まれました。

 

解像度が悪いわけではなく、デジアンとほとんど同じように聴こえるのですが、微妙に何かの成分がプラスされている感じがしました。

真空管は超高周波数を出しやすいとどこかで読んだことが有るのでそのせいかも知れませんが、聴いた感じでは分かりません。

 

デジアンの音の方が透明なのは確かです。

でも真空管が濁った音というわけではありませんし・・・。

 

真空管アンプが音楽に引き込んでくれるのは嬉しいのですが、デジアンの音がもたらすオーディオ的な快感も捨てがたく、困ったなと思いました。

 

そこで、良いとこ取りに期待して両方を混合して使うことにしました。

つまり、左側のスピーカーは真空管アンプに繋ぎ、右側はデジアンに繋ぎました。

 

すると、音楽的快感とオーディオ的快感が両立した文句のない音が出るようになりました。

本当です。

 

今のところレコード再生だけしか聴いていませんが、CDやブルーレイもこれで聴いてみてデジアンだけの方が良かった場合は、レコードだけこの混合の組み合わせで聴くことにします。

 

*真空管アンプはオクターブのV40SEブラックボックス付きで、パワー管はEL34です。