昨日放送されたN響によるベートーベンの「第九」は良かった!
第九の前に演奏されたバーバーの「弦楽のためのアダージョ」も良かった!
NHKホールでの収録なので、お決まりの5.1chの15kHz以上カットという、今どき世界のどこにも無いような低音質の放送が流れるだろうと思って全く期待せずにテレビを見ていたところ、番組が始まって最初にNHKホールの2・3階席が映ったときに、あれっ、いつもと違う。と思いました。
いつもはコンサートホール特有のざわつきというかホールトーンは聴こえないのですが、普通に聴こえるのです。ホールにいるっ!て感じ。
今日の放送はハイカットをしていない!?
と思いました。
他の番組が流している48kHzの放送と同じような音質なのです。
NHKがNHKホールでの演奏をやっと地デジの標準の音質で放送するように切替えてくれたのかと思いました。
その効果は絶大でした。
最初に演奏されたバーバーの弦楽のためのアダージョが素晴らしいのです。
大げさを避けながらも清楚にしかし必要十分に表情が付けられており感動しました。
曲が終わって聴衆がブラーボ―を言わなかったので、ブラボー言ってよ!と思ったくらいです。
続いての第九も素晴らしかったです。
N響と指揮者下野氏の実力が十分に伝わって来て、この演奏にも感動しました。
素晴らしい放送でした。
NHKさん、ありがとう!
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