一昨日のことです。
所用で郵便局の窓口に並んでいると、後ろの受付で85~90歳くらいのお婆さんが「預金を下ろしたいんですけど・・・」と言っているのが聞こえました。
受付の女性はお婆さんが記入した伝票を見ると、「このお金はどうやって持ち帰られるのですか?」と尋ねました。おそらく、大きな金額だったのでしょう。
お婆さんは「このバッグに入れて持って帰ります」と小声でボソッと答えました。
すると受付の女性は「えっ、このお金を手に持って帰られるんですか!?」と言いました。
結構大きな声で。
これが聞こえた瞬間、その場の空気は一気に引き締まりました。
郵便局内にいた誰もが「オレオレ詐欺だ!」と思ったのでしょう。
すると受付の女性は「ちょっとお部屋の方にご案内しますので来て頂けますか?」と言って、お婆さんを別室に案内して行きました。
その後どうなったのかは分かりませんが、誰もが「この後どうなるんだろう・・・」と思ったはずで、郵便局内が何となく落ち着かない雰囲気になりました。
もしオレオレ詐欺だった場合はおそらく阻止できたのではと思います。
金融機関の窓口の方々はいい仕事をしていますね。
ただ、オレオレ詐欺とは無関係だった場合でも、このお婆さんが大金をバッグに入れて持ち帰ることを郵便局内の皆が聞いてしまっているので、皆の中に悪人がいると路上でひったくられる可能性もあり、その場合の郵便局員のアドバイスはどんなものなのだろう、とも思いました。
こんな場合への対応もマニュアル化されているのでしょうね。
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