しばらく編曲をUP出来ていないのに先日メールを頂きまして大変喜んでおります。
メールの内容は「トップ画面上部に並んでいる6個のパラパラ写真(GIF)の左端のものは、4人がポコポコと立ったり座ったりして吹いているように見えますが、一体何をしているのでしょうか?」、というものでした。同じように思っておられる方もいらっしゃるかと思いますので、このブログでもご説明させて頂きます。
このGIFは、ジャヌカンの「鳥の歌」の終わり近くの練習風景です。
鳥の歌の第4節ではカッコーの鳴き声が沢山出て来ますが、沢山過ぎてどのパートがカッコーと吹いているのか良く分かりません。
そこで、各自がカッコーの音型を吹くたびに立つことで、カッコーが出て来た箇所をビジュアル的に分かり易くすることにしました。
また、カッコーの音型の後にはファンファーレのような音型が出て来ますので、そこではトランペットがファンファーレを吹いているような感じで立つようにしました。
ブラスバンドが演奏中に立ったり楽器を振り回したりする「パフォーマンス」に外見は似ていますが、そういう積りは全く無くて、対位法のビジュアル化と言っていました。
*演奏する前にこれの趣旨をお客様に説明してフーガに適用すると面白いかも、とも思いましたが、実践する機会はありませんでした。(フーガでは主題の逆行や反行や変形に合わせてポーズを変えます。演奏している最中に奏者たちが色んなポーズをとるのでうけると同時に、そのうち「フーガはこういうふうに作られているのか~」と分かって来て感心するかも、と思いましたがどうでしょう。どなたかやってみません?^^)
立つ練習を始めた頃は全てのカッコーで立とうとしましたが、リコーダーを吹きながら立ったり座ったりを繰り返すと結構息が上がってしまい、演奏がふらふらになりましたので、立つ箇所を徐々に減らして行きました。
そして最終的には下の本番動画のようになったのですが、相当減らしたにも関わらず、本番では緊張が加わったためか息が上がってしまい、演奏が若干ふらつきました。
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