fo.Qの極薄制振テープをカートリッジ周りに貼って感激の効果

オーディオ道具入れの隅に、昔買った木曽興業の高性能制振材fo.Qの極薄テープ「TA-32」のほんの小さな切れ端が残っていたので、①カートリッジのリード線、と②ヘッドシェルとトーンアームのジョイント部分にパッキンとして貼ってみました。(下の写真参照)

 

切れ端の大きさは各1㎜×8㎜の長方形で、ほんとに小さいです。

 

ご存じのとおり、このfo.Qはその制振効果の大きさから「貼ったら音が死んでしまった。使えない」というユーザーレビューが多数寄せられ、発売当初は話題になったものの、その後は悪評がたたって売れなくなり消えてしまった商品です。

 

ほんの少し貼れば大きな効果が出るのに、良い音にしたい!という気持ちが強くて、どうしても沢山貼ってしまいます。

 

ちなみに、うちもあちこちにぺたぺた貼りましたが、その頃のオーディオシステムは制振してもしなくても音は変わらないというレベルのものでしたので、効果については「う~ん・・(音が)変わったような気もするけど変わってないような気も??」、という感じでした。

 

現在既に貼ってある箇所は、電源ケーブルとタップのプラグ、コンセント、ツイーター前面の網状金属カバー、トーンアーム、カートリッジ、CDプレーヤーの底などです。

 

今回は追加で下図の①と②の箇所に貼った訳ですが、昔と違ってシステムが高精細化されていますので、非常に大きな効果が認められました。

 

その効果を言葉で表現するのが難しくて困るのですが、簡単に言うと「レコードの再生音の質が格段に上がった」ということなんですが、分かり難くてすみません。

分離も立体感も音数も実在感も音色も音楽性も良くなりました。

 

小さな小さな薄いゴムの切れ端なのに、それを貼っただけでシステムを高級品と入れ替えたような絶大な効果がありました。以前からあったブチルゴムなどとは別物の効果を発揮します。

 

興味を持たれた方がいらっしゃると申し訳ないのですが、この商品、現在では入手が困難です。

予備に買っておこうと思いあちこち探しましたが、厚み1mmのタイプは売っている店が1か所あったものの、効果と使い勝手の良い今回使用した厚み0.3mmのタイプ「TA-32」はどこにもありませんでした。でも念のため探されてみる価値は有ると思います。

この画像はオルトフォン様のHPから借用しました。