プリ出口のRCAケーブルをMg使用機種に変更して別世界へ

オーディオ装置の様々な個所を評判の良い機種に変更するたびに音質が一皮剥けて驚いていましたが、昨日は以前購入したものの使用していなかったマグネシウム制振のRCAケーブルを使ったところ、驚きの音質向上がありましたので書きます。

 

そのケーブルを使ってみようと思った理由ですが、以前DACのオペアンプを替えて音質が上がったときに、その音質に合ったアクセサリーに替えて更に音が良くなったことがありましたので、今回もDACのオペアンプをLT1363に揃えたのでもしかして?と思い、より精緻な音が出ると評価されていたRCAケーブルに替えてみたのです。

 

替えたのはプリアンプとウーハー用パワーアンプの間のRCAケーブルですが、替えて良かった~!という結果になりました。

 

それまで使っていたRCAケーブルは、オーディオ雑誌で優秀賞をもらったアコリバのTripleC材のものなので、ぬるい音では決してないと思っていましたが、それよりも音の精細度が1~2ランク上がった、というか聴こえる世界が変わった!と言っても過言ではないくらいに変わりました。

 

試聴によく用いる「パリ管と紀尾井シンフォニエッタの名手たちによるマーラー交響曲4番」でどのくらい精細になったかというと、第1バイオリンと第2バイオリンの各1名が数秒間ユニゾンで演奏する所で、今までは二人が同じ音符を弾いているかも?とは特に意識しなかった(出来なかった)ところが、明らかにそうだと分かるようになったことと、二人のビブラートの掛け方が揃っていない箇所で唸りのために音響的に美しくなくなっているのが良く分かってしまうようになったことです。

 

このように、演奏の粗(あら)があからさまになってしまうデメリットは確かにありますが、実際にアンサンブルをしているときに微妙な音程のズレがあるとイヤ~な感じがするそれがCDやブルーレイで分かるようになったことは凄いことではと思うのです。

 

更に大きなメリットがあります。

実演を聴いているときに感じるあの!緊張感が感じられるようになったのです。

 

これまでCDやブルーレイを聴いてそのような緊張感を感じた記憶がありませんので、これまでの、音の粒立ちや立体感がどうのといった世界から、もうひとつ上の世界に入ったのかもしれないと思いました。