20年前のRCAケーブルMITの音が素晴らしくて感激

オーディオ評に、これは良い、あれは凄い、などと書かれていると、それが安い場合はあまり考えずにホイと買ってしまうので、以前に買った電源ケーブルやスピーカーケーブル、RCAケーブルなどがたくさん我が家に死蔵されている。

 

このままでは劣化して更に使わなくなるだろうからと思い、ヤフオクに出すために今日は綺麗に磨いた後で写真を撮ったのだが、出品する前にどんな音だったのかを一応聴いておこうと思い、MITのRCAケーブル=MI Terminator2をFX-AudioのDAC SQ5Jとプリアンプの間に繋いでみた。

 

早速音を出してビックリ。

ええっ!、こんなに良い音だったのか!?、とマジで驚いた。

本当にマジで!

 

文句無しの高性能と音楽性!

交換する前に使っていたSAECのTriple C製RCAケーブルとは音質が全ての面で違う!

20年前の製品なのに遥かに高性能なのだ。

 

Triple Cは高精細だが、正直なところ、音質が明るく・軽く・薄いという印象が常に付きまとい、心の底に不満のようなものが澱んでいた。

その欠点は超高解像度が補ってくれている、と思っていたのだが、MITの音を聴いて分かった。Triple Cの音にはやはり本当のリアルさ・真実味が欠けていたのだと。

 

MITはTriple Cよりも高解像度で、更に音質と音場が濃密である。(ドロドロという意味では全くない)

オケの楽器のコンビネーションの変化(オーケストレーションの妙)や音響がフッと消える所など極めてハッキリ出るので、音楽も映画も別物のように面白くなった。

これを使っていた20年前は、アンプもスピーカーも他の機器も今使っている機器より性能が劣っていたので、MITの性能が満足に発揮されなかったのだと思う。

 

以前のブログで、旧来の導体である銀やPCOCCの音が良かったと書いたことがあった。

今日のMITのケーブルもミドルレンジの製品でしかないのにこの素晴らしい音である。

もしかすると、この20年の間、目先を変えた音の新製品を購入して、音が良くなったと勘違いしていたのかも知れない。

 

(注)MI Terminator2を検索しても私が所有している機種が出て来ない。プラグがコレットチャックではなかったり色が違っていたりする。どうもモデルチェンジされたようである。

 

*ネットを検索したところ、MITを褒めたたえる記事が沢山ありました。

上記の私の記事では言葉足らずなので、MITの素晴らしさを伝えたくてそのうちのいくつかを転記させて頂くことにしました。

 

>>色付けがなく、高忠実度なHi-Fi音質である。楽器の質感が本当にすばらしく、音楽を楽しめる音質である。一聴して広帯域な音であり、帯域バランスはフラットバランス。

ヴォーカルは音像型でバックは音場型、精密写真を連想させる描写力が際立っており、定位は明瞭で音場空間に各楽器パートがピンフォーカスする。

 

>>MITというそれまでまったく知らなかったアメリカのメーカーのピンケーブルが井上千岳という評論家に大絶賛されているではありませんか。
で、早速サエクのピンケーブルをMITの一番安いT5i(\9,800)という製品にかえてみたら、これは凄かった。こんなに安いケーブルでここまで音が変わるかという激変ぶりです。楽器の位置と大きさ、オケの前後左右の配置が見えるようです。

録音したホールの奥行きや天井の高さまで分かるほどで、アメリカのケーブルがここまで進んでいたとはちっとも知らなかった。

 

>>T2。ターミネーターシリーズの最上位モデル、色付けが少なく、ごまかしの無い高い解像度を誇ります。(某オーディオ店の商品説明)