3声のバッハ:カンタータ167番5曲目が忘れられない

リコーダーアンサンブルで吹いた曲の中で忘れられない曲が有ります。

それは3声の楽譜と音源に入れているバッハのカンタータBWV167の5曲目です。

この曲をもう一度吹きたいという気持ちと、まだ吹いていない方には是非響きの良い部屋で吹いてみて頂きたいという気持ちがあります。

 

こんなに忘れられない理由は、NHK町田の非常に響きが良いレッスン室で吹けたのがわずか1度だけで、それも曲探しの時の初見吹きのため全体としてうまく吹けなかったのに、余りに美しくて、「これはいい!、やろうやろう!」となったのですが、次のレッスン日からメンバーが一人増えて4人になったので他の曲に変わってしまい、結局それ以降吹く機会が訪れなかったからです。

 

厳密にはその数年後にミニ発表会で吹く自主曲を探している時に1度吹いたことはあるのですが、その時の部屋は残響の少ない部屋でしたので綺麗だねとはならず、ボツになりました。

NHK町田のレッスン室で吹いた人でその場にもいたのは私だけだったのに、NHK町田で吹くとどんなに綺麗かを他の方々にきちんと伝えなかったのが今になって悔まれています。

 

この曲は全体が綺麗ですが、特に天国的に美しいのは、下の楽譜中ので囲んだ音符を吹いたときに、その音が部屋の中にポッ、ポッと浮遊するところです。

(アップしてあるmidi音源にはそれは全く出ていません。)

 

それは本当に綺麗で、永いお別れとなってしまったSさんも、もう一度吹きたいとおっしゃっていたものです。(そのときの2ndパートはテナー1本でしたので、楽譜に書いてあるソプラノは入れない方が良いかも知れません。適宜ご判断ください。)