緊急事態宣言の解除基準変更は如何なものかと(- -")

今日のニュースで、政府が緊急事態宣言の解除基準を従来の新規感染者数から病床使用率に変更することを検討中、と言っていました。

 

それを聞いて、感染者全員が入院出来ているならまだしも、病床が足りなくて自宅で待機している人が大量にいるのに、一体どういうこと?、病床使用率って何?、と思いました。

 

確認のため、東京都と神奈川県のサイトで自宅療養者等の人数を見てみると、病床数の6倍から8倍の数のコロナ感染者が自宅で療養(=待機)していることが分かりました。

 

それなのに、病床使用率は64%です、などと、あたかも病床にまだ空きがあるかのように発表している現状は、正直言ってまともでは無いです。

 

・入院者数・患者数と病床使用率

 (なんと、コロナ患者の10%しか入院出来ていません。)

地区 入院者数 患者合計(入院者+自宅療養者) 病床使用率
東京都 4,112人 41,772人 64%(4,112人/6、406人)
 神奈川県 1,693人 18,257人 77%(1,693人/2,192人)

療養という言葉は、病気の治った人が温泉などでゆっくり静養することをいう言葉であって、病人が自宅で苦しんでいる状態を指す言葉ではありませんので、自宅療養者ではなく自宅待機者と呼ぶべきでしょう。