最近見つけたコーヒーの新しい淹れ方と伝ビバルディ

(注)わたし的には ”新しい淹れ方”でしたが、世間的には新しくも何ともないかも知れません。(-_-;)

 

1.淹れ方

①ポットや鍋に必要量の水を入れ

②火を点けて

③湯気がわずかでも出始めたら直ぐに火を止め(指を入れても2秒くらいは平気な程度の温度)

④いつも通りの量のコーヒー粉をそこに入れて適当に混ぜる

⑤カップの上にフィルターをセットしたドリップを置く

⑥コーヒー粉を入れて約2分経ったらフィルターの中へ一気に注いでコーヒーを抽出する

 

2.この方法で淹れたコーヒーの味の特徴

・ドロッとした濃さには決してならない。なのに味はしっかり出ている

・酸味や苦みのバランスが絶妙で過不足を全く感じない

・旨味が出るので飲んだ後に美味しい余韻が残る

というものです。

 

3.注意点

 低温で淹れるので飲むとぬるく感じます。でもレンジでチンしてアツアツにしてしまうと刺激が出て不味くなりますので、もしチンするにしても80℃以下にとどめた方が良いです。

 

4.この淹れ方を思い付いた理由

 以前、朝カル湘南が鎌倉駅前のホールで行われたリコーダーの集いに参加した後に、打ち上げで行ったコーヒー店の店長さんのお勧めの水出しコーヒーのことを思い出して、ふと水とお湯の中間の温度で淹れるとどんな味になるだろう、と思ってやってみたものです。

 

その店は小町通りを少し脇に入ったところに有りました。店長さんがリコーダーをお好きな方で、ヤマハのローズウッドのソプラノを気に入ってらっしゃって、見せて下さいました。

そのときに、高橋明日香先生がバッグから楽譜を出して、ビバルディ―のリコーダーソナタよ、とおっしゃって吹いて下さったのですが、私にはビバルディ―的な要素がかけらも感じられなかったので、「え~?、ホントにそれ、ビバルディ―が書いた曲ですか~??。信じられません~」と言ったところ、「伝ビバルディ―です」とサラッとおっしゃって、ビバルディ―的なものが全く無いのに、本当に完璧にゼロなのに、「伝」を付けているとしても、よくぞビバルディ―の名前を付けたまま現在まで存続出来たものだな~、と心の中で驚いたことがありました。

例えば、古賀政男の曲を吹いた後で「モーツァルトの曲です」と言われたら・・・。

頭が真っ白になりそうな違和感を感じられると思いますが、そのときの私もそんな感じでしたね。