DAC-SQ5Jでオペアンプopa2211は良かった

Dr.DAC3にopa1656を入れたところ音が濃くなり音楽に活気が出て楽しくなったので、今度はDAC-SQ5Jに1個だけ使っていたopa1656を2個にしてどうなるか聴いてみた。

 

結果は、どこに追加しても落ち着いた音楽になり、オーディオ的にも特にどうという音ではなくなった。どちらのDACも同じPCM1794を使っているのに、やってみなければ分からないものだなと思った。

 

今回再認識したのはopa2211の良さ。

これを1個かませただけで音が2ランクアップした。

音楽的にもオーディオ的にも素晴らしい性能のオペアンプである。

 

それで、Dr.DAC3とDAC-SQ5Jにopa2211を追加しようと思い検索したのだけれど在庫切れで購入出来ない。性能が良いのですぐに売り切れてしまうのかも知れない。

 

話は少し飛ぶが、以前のブログに書いたように、この組み合わせで聴くマーラーの交響曲5番(バルシャイ指揮、ユースオーケストラ)のCDは素晴らしい。

 

格安レーベルのブリリアントが実演を録音してCDにしているのだが、実演に有りがちな演奏のミスがどうのとか録音は音の粒が立って定位も良く・・・というレベルを遥かに超えて、全員が表情豊かにすべてのフレーズを歌い、オーケストラ全体が曲に入り込んで曲の最初から最後までゆったりまたは急峻な大小の山や谷を無数に作って進行していく。

 

有名な割には最後まで聴こうとすると結構飽きる曲だと思うのだが、このCDは(少なくとも第2楽章以降は)まったく飽きない。飽きるどころか何度か鳥肌が立ちそうになるほどである。

 

この実演をコンサートで聴いた人は幸せだなと思う。

こんな演奏にはめったに出会えない。