昨日は毎年池袋のフォンテガーラで開催されているアンサンブルセミナーに参加した。
このセミナーは、今年は1月の毎日曜日に各2時間半の4回行われ、最後の日はミニ発表会がある。
今日は初日。
参加費は発表会への参加込みで1時間1,800円と、とてもお安くして頂いておりありがたい。
さらに、セミナーの内容が専門的・実践的で濃密かつ示唆に富んでおり、毎回「そーだったのかー!」と思うことに幾度も遭遇する。
受講生は私以外はほとんどの方が池袋の明日館のコンサートに出演されている方のようなので、流石に音が合っていてアンサンブルだ~という感じがする。
私の耳はアバウトなので、吹いた後に綺麗に合っているなーと思うことが多々有るのだが、先生の耳は音程やリズム・音質などの(私には)微妙なズレや不具合を見逃さない。
演奏中何度も途中で一人一人音を出してチューナーで音程が合っているかを確かめ、パート毎にも合っているかを確かめるので緊張するし結構しんどいが、きちんとしたアンサンブルにしていく過程が厳しいけれど楽しい。
そんなセミナーを終えて家に帰ると、横浜市がカジノを誘致するにあたって、カジノが市民に与える影響を調べるのが目的と思われるアンケート調査員が来た。
事前にそのお知らせが来ていたのだが忘れていた。
市民の中からランダムに選んだのだと言う。
昨年はテレビの視聴率調査のパネラーにも当たったし、何だか良く当たる。
もしかして、ドリーム宝くじも!、とかだったら嬉しいのだが・・^^;
さてそのアンケートであるが、不出来というか見方によっては非常に問題の有る設定がされていた。
市民が過去現在においてどれくらいギャンブルをしていたか、また家族はそのギャンブルをどう思っているか、ギャンブルで家族に迷惑を掛けたことが有るか、限度を超えて資金をギャンブルに使ったことが有るかなどの質問がメインだったが、問題は競輪・競馬・パチンコ・スロットマシンなどと並んで、宝くじがそれらと同じギャンブルとされていたことである。
宝くじをギャンブルに含めてしまうと、カジノや競輪や競馬をギャンブルだとして質問した場合とアンケートへの回答の意味が全く違ってしまう。
私はいわゆるギャンブルはしたこともないし今もしていないが、宝くじは時々10枚買っているので、このアンケートへの回答は以下のようになってしまう。
Q あなたはギャンブルを何年くらいしていますか?
A ここ数十年ずっとかな~。(宝くじを買っただけ)
Q 頻度は?
A 年に2~3回程度。
Q それに対して家族から止められたり非難されたことは有りますか?
A いいえ。
Q 生活に困るほどの金額をギャンブルにつぎ込んだことは有りますか?
A いいえ。
Q ギャンブルをやめようと思ったことは有りますか?
A いいえ。
Q ギャンブル依存症だと言われたことは有りますか?
A いいえ。
今回のこのアンケートに答えた横浜市民の大半は、おそらく私と似た回答になるであろう。
この回答が、宝くじを購入したことで私個人や私の家庭で何か問題が起きたかという質問に対するものであるにも関わらず、集計後の報告書はおそらく以下のような内容になるだろう。
1.横浜市民の多くはギャンブルに長年慣れ親しんでおり。
2.家族もそのギャンブルに理解を示している。
3.市民は優れた自制心をもってギャンブル依存症にならない程度にギャンブルを楽しんでいる。
したがって、横浜市にカジノを含むIR(統合型リゾート施設)を建設してもギャンブル依存症等の問題は起きないと推測され、むしろ新たな娯楽を市民に提供出来ることのメリットが大きいと考えられる。
カジノを横浜に誘致することを横浜市民の8割が反対しているとニュースで報じていたが、これでは市民の意見がまったく捻じ曲げられて集計されてしまうのだ。
これは極めて悪質と言わざるを得ない。
横浜にカジノを作っても問題は無いという調査結果を意図的に導き出そうとしているのは明らかだから。
林文子 横浜市長さま
ダイエーや日産やBMWの社長・会長を歴任した根っからの企業人であればこそ、顧客(市民)の意向を最大限に尊重した施策を行うべきではないですか!
ダイエーと日産をほとんどつぶしてしまった経営手法を横浜市に持ち込まないで下さい。
市長選挙の際に、以前カジノを誘致するといったがそれは白紙にすると言いましたね。
でも、当選したらすぐさま誘致すると言って平気で市民をだましましたね。
今度は、市民の反対が予想以上に強いと知り、このような狡猾な設定をしたアンケートを使って市民は心配するには及ばない、反対には根拠が無いという論陣を張ろうとしているのですか。
もしそうだとしたら、
林さん、あなた、人としてどうなのかと思ってしまいますよ。
本当に、横浜にカジノはいらない。
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