オーディオの世界ではプラシーボという言葉が良く使われます。
プラシーボ(プラセボ)とは、薬効の無い物なのに薬だと言われて飲むと、本当に薬を飲んだかのように病気が治ることですが、オーディオでは、例えば、こうすると音が良くなる、と言われていることを、自分もやってみたところ、実際には音は変わっていないのに、確かに良くなったわ~!と感じることです。
それを私はまだ体験したことが無かったのですが、今日初めて体験しました。
プラシーボって、本当に有るんですね。
このところ、我が家のオーディオは、オーケストラの各奏者が見えるような解像度の高い音を追い求めていました。ステージで演奏しているのを実際に聴いているかのようなリアリティーを感じるからです。
でも、なんか感動しないな~、と思い始めてもいました。
音は良いのだけれど、音楽を聴いていて今一楽しくないのです。
感動が少ないのです。
そこで、試しに昔使っていた古いLINNのアンプに変えてみたところ、解像度は落ちるけれど、聴いていて音楽が楽しいのです。楽器の音もそんなにリアルではないけれど、音楽に引き込まれている自分を感じました。
でも、何か物足りない・・・、と思ったら、スーパーツイーターをつなぎ忘れていました。
そこで、チャチャッとつないで聴いてみたところ・・・、やっぱりいいです~。
音場が目の前に広がり、奥行きが出て、音に切れも出ました。
やっぱり効果有るな~と思って、ふとスーパーツイーター用のアンプを見ると、
あれっ?ランプがついてない・・・。
スイッチを入れてなかった?
えーっ、音、出てなかったの~???
プラシーボって、有るんですね。
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理子 (火曜日, 10 11月 2015 12:59)
おくればせながら、こんにちは~。
相変わらず真摯な音楽との向き合い……飽きっぽい私は10分の1でも見習えたらと思います。
しかし、相変わらずすらーさんて、ホント気取らず正直ですよね!
この話も、――こういうことって誰でもあると思うけど、恥ずかし~~って誰にも言わない人多いと思う。
私もこないだ本当に体調悪くて、「もうだめだ死ぬかも…」って思ってたんだけど、検査受けて「何もないです大丈夫」って言われた日から元気になりました。
気のせい、って言うとアレだけど、やっぱ人間体調とか精神状態で感覚は変わるもんですよね~。
だからその時音が良かった、それもきっと真実だったんですよ!
管理人 (火曜日, 10 11月 2015 20:31)
理子さま、コメントをありがとうございます。
>それもきっと真実だったんですよ!
というお言葉。
いいお言葉ですね。
じわ~んと来ました。^^