アンナマグダレーナとベートーベンのこと

今図書館から借りている本に、アンナマグダレーナとその娘たちのことが書いて有りましたので、夏頃に読んだマグダレーナの本のことを思い出しました。

 

バッハが亡くなった後、遺産の三分の一しかもらえず生活が困窮したアンナマグダレーナ。

市と交渉して、わずかな恩給のようなものをもらえたけれど、本当にわずかだったようで、ついには路上生活者のようになってしまったマグダレーナ。

息子たちは有名な作曲家となっていたのに、母を援助しなかった。

アンナマグダレーナの音楽帳という言葉から受ける幸せそうなイメージからはほど遠い悲惨な晩年であったらしい。ああ、可哀そう。

タイムマシンが有ったなら、飛んで行って私の厚生年金の半分くらいはあげるのに。

 

悲惨だったのは妻だけではなく、独身だったバッハの長女もだったらしい。

そりゃそうなりますわ。

見かねた人(誰だったか忘れた)が、新聞に「かの有名なJ.S.バッハ氏のご令嬢が、路上生活者のようになってはいけません」と書いて、彼女の生活を助けるための募金を募ったくらいですから。

 

記録では、ベートーベンもその募金に寄付をする予定だったけれど、結局しなかったとのこと。

はあ~??

交響曲9番で人類愛だかなんだか知らないけれどかっこ良く歌っているくせに、なんなのよ~!?と言いたい。

稀にみる良い性格の人であったらしいハイドンにさえ、ベートーベンは嫌われていたらしい。

原因は、さんざん悪口を言って、それがハイドンに伝わってしまったためだとか。

 

この本を読んで、頑固だけれど正義の人、というベートーベンのイメージがガラガラと崩れ落ちました。^^;

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コメント: 2
  • #1

    シャーロット〜♪ (土曜日, 19 9月 2015 09:48)

    こんにちは〜♪

    ブログ開設、おめでとうございます。

    初コメントに憧れて、早速、させて頂くことにしました。

    アンナマグダレーナとベートーベンのお話、興味深く読みました。

    音楽的素養がかなり不足している私は、今、「聞いておきたい名曲50」(だったと思います)という本を読んでます。先日、銀座の山野楽器に行った時、レジ近くにおいてあり、主人に「あなたのような人は是非読むべきっ!」と言われ、買う羽目になりました。

    意外や意外、結構読み易く楽しめています。

    そんなときに読んだこのブログ、面白かったです。。今後もちょくちょく、拝見させて下さい・・・ネッ!


  • #2

    管理人 (土曜日, 03 10月 2015 00:07)

    シャーロットさま

    コメントをありがとうございました。
    とても嬉しいです。
    コメントを頂くと、やる気が出ますね。^^

    今後ともよろしくお願いいたします。