クラシック音楽館という番組の録音を改善して欲しい


先日のクラシック音楽館ではベートーヴェンの交響曲3番とシベリウスの7番を放送していました。

 

この番組は、テレビで聴くと不満を感じませんが、オーディオから音を出すと途端に全くダメな音が出てきて、聴く気が無くなります。

 

以前NHKで放送された広島響と京都響の演奏はオーディオから音を出しても聴けるのに、そして朝のクラシック倶楽部も全部良い音がするのに、どうしてクラシック音楽館という番組の且つ東京収録分だけが音が悪いのでしょう。

音響が悪いと言われているNHKホールでの収録分だけでなく、サントリーホールでの収録分も音が悪いので、ホールの音響が・・という言い訳はできません。

 

以前に書いたかもしれませんが、勝手に想像すると、良い音と悪い音の番組で担当者が違うのではないでしょうか。(何回も書きたくなるほど音が悪い、ということでもあります。)

 

録音機材については、渋谷のNHKよりも地方のNHKが飛び抜けて良い機材を使っているはずが無いので、地方の方が良い音で録音できているのはおかしいです。

録音技師の音楽性または審美眼の差ではないかと思うのです。

 

クラシック音楽館の音のどこがいけないかと言うと、まずすべての楽器の音が死んでいます。

そしてダイナミックレンジが狭すぎる。

そして、最も悪いのは、弦楽器と管楽器・打楽器の聴こえ方というか音圧の違いが全く出ていないことです。

 

誰でも分かっていることですが、それらは聴こえ方がまっったく異なるので、ホールで聴くと面白いのです。オーケストレーションの変化の面白さが味わえるからです。

 

少なくともベートーベン以降の作曲家はオーケストレーションを工夫して曲に変化を与え、頭をひねって曲を作っていますので、その成果が普通に聴こえるように録音して頂きたい。