SAECのRCAケーブルSL1980をツイーター側に使用したところ良かった、という記事を約1か月前に書きましたが、その後色んな曲を聴いているうちに、訂正が必要だなと思いましたので書かせて頂きます。
SL1980の良さは音が高精細なところで、音がサラサラッと空間に漂います。
ギトギト、ネチネチではなく、どこまでもサラサラッと上品です。
その結果、当然かもしれませんが残念ながら音の力感に欠けるのです。
なので、情念や迫力が出ません。
このような音の出方に向いているなと思った曲は、モーツァルトのピアノ協奏曲でした。
非常に気持ち良いです。
交換する前に使っていたDH-LabsのリベレーションRCAと比べると、音に真実味が無いなと感じます。
おとぎの国で夢を見ているような感じの音、とでも言いましょうか。
リベレーションRCAは、甘いも酢いも苦いも音楽の全てを描き出します。
2万円に対して10万円という価格を考えれば当然かもしれませんが、どの曲を聴いても深い感動を与えてくれます。でも夢見るような音は出ません。
SL1980はあくまでもサラッと上品な音で鳴らしたい場合に使うととても良いかと思います。
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