こんなアウラのソプラノリコーダーS1Kの音が好き

オーディオ機器では新しい機種ほど性能が向上しているかと思うとそうでは無く、利益率を上げるために性能が落ちる部品にわざと変更して発売されるケースが有ると思うけれど、それはリコーダーにも言えて、昔の機種よりも肉厚が薄くなっているのは困ったものだなと思うのです。

 

もちろん音は好き好きで今はそのような音が流行りなのかも知れませんが、私は好みではありません。

ちなみに、オーディオではそのような音を「明るい」と言います。

新製品のレビューで評論家がさんざん褒めて書いたあとで「少し明るい」とか「明るい傾向がある」とサラッと書く場合が有りますが、それは商売上メーカーの製品を悪く書けない評論家先生が読者への良心でそれとなく注意喚起したものです。

 

リコーダーの場合、ソプラノが特にチリチリした音になりやすいので、肉厚を薄くするのは非常に危険かと思います。

 

これまでリコーダーフェアで手当たり次第に吹いたソプラノの中で気に入ったのは、「アウラのS1K」という機種です。ペアーウッドなので安くて価格は1万円です。

昔ながらの作りなので、肉厚が厚くて透明で芯の通った素敵な音がします。

 

下の動画で吹いているソプラノリコーダーは、上の子が小学4年生になるときに音楽の授業でリコーダーを吹くというので買ってあげたものですが、最初に入ったリコーダー教室でそれを吹いたところ、うるさいと言われてしまったのでその後はほとんど使いませんでした。でも音が好きなので町田の教室で使ってみたところ、部屋が広いためかそのような指摘は受けませんでしたので、ソプラノを担当するときはずっとそれを使い、あーいい音だな~と思いながら吹いていました。

そう思えるリコーダーを持っているって、幸せですよね。

 

↓ ハイドンの弦楽四重奏曲の中の二重フーガをNHK町田の教室で最初に吹いた時のもので、途中で生徒が落ちるので、先生が落ちた色んなパートを即座に歌って下さってます。さすがプロですね。

私の好きなソプラノの音はこの音です。また吹きたい。