昨年12月に銀座ヤマハのリコーダーフェアで買ったアウラのグラナディラ・アルト。
力強いが優しい音のするリコーダーでとても良いのだが、高音域が全くと言っていいほど耳に刺さらないので、吹いていると物足りなってくる。
アウラの後でヤマハのプラ管YRA-302 (改)を吹くと、こちらの方がいいなと思ってしまう。
刺さるべきところがキッチリ刺さってくれるから。
もったいないけれど、またヤフーオークションに出すしかないかなと思い始めていた。
でも、ほとんどの部分が気に入っているリコーダーをヤフオクに出すのは本当にもったいないなと思い直して、慎重の上にも慎重にいじってみることにした。
いじる部分はエッジ。
カッターやサンドペーパーで削り、厚みを薄くすると艶が増す。
カッターをほんとに軽~くエッジの先の方に当て、ほんの少しだけ削った。
削ったというよりもカッターの刃でさらっと触ったという方が正しいかも。
流石にこんなので音は変わらないだろうけど一応、と思いながら音を出してみた。
ピィーーー。
すると、え~!?、何これっ!と驚いたほど狙っていたとおりの音が出た。
エッジをカッターで触っただけでこんなに別物の音になるとは、リコーダーは本当に繊細。
高音域にきちんと艶が乗り刺さるべき音は刺さるので、曲の持っている高揚感が出る。
これで十分に使えるリコーダーになった。
ああ良かった。^^
このアルトのグラナディラという木の正式名称は、アフリカン・ブラックウッドというらしい。
新型コロナウィルスが沈静化したら教室に持って行ってこれでSiegのアフリカ組曲1番を吹いてやるぞーと元気が出た。^^/
↓アフリカ組曲1番の1曲目
↓アフリカン・ブラックウッドの木
コメントをお書きください