大地震への備えのすすめ

NHKが首都直下大地震の番組を放送しました。

その中では、水や食料が決定的に不足することが示されていましたので、まだ本気で備蓄を考えていない方々も本気になるのではと思いました。

 

私は地震がもし来なくて備蓄が無駄になっても、備蓄しないで地獄を見るよりは良いと思って備蓄しています。

 

先日の千葉県の強風災害では、千葉県の一部の地域の被害であるにも関わらず、長期にわたって水も食料も電気も途絶えてしまい、住民が命の危険にさらされたことは記憶に新しいところです。

もし関東大地震や南海トラフ大地震が来ると、比較にならない規模の被害を受けます。

 

そのときは、非常に広範囲の地域で人々が生きていくためのインフラが壊滅状態になるのは必至です。

日本全国から水や食料の救援物資を届けようとしても、ペットボトルは直ぐに在庫が無くなり、食料のストックもすぐに底をつき、そもそも道路が壊れて通れないので、それらを被災地へ運ぶことができない。では空からといっても、ヘリコプターが何万機も有るはずがないので焼け石に水。

 

ずっと前のブログに、上記のような状況が予想されるので1か月分の水・食料・トイレを備蓄したことを書きましたが、この番組を見て1か月で復旧することさえ無理と感じましたので、更に2週間分を買い増しました。

 

以前に買った水の賞味期限が過ぎ始めましたが、飲まずに置いておいて顔や頭を洗う用の水として取っておくことにしました。そんな状況の中にいて、頭が洗えるとホッと幸せな気分になれような気がして。

今回はマルチビタミン剤とマルチミネラル剤も備蓄に加えました。野菜の備蓄が無いので。

 

今回のNHKの番組ではマグニチュード7クラスの地震が来たと想定しており、それは政府の想定に基づいていると思いますが、大正の1923年に起きた前回の関東大震災のマグニチュードは7.9と推定されており、震源地に近い小田原や湘南ではもっと大きくて、8を超えていたとされています。

 

つまり、1923年の関東大震災と同等の地震が来た場合、東京でも神奈川でも番組で示された被害よりもずっと大きな被害の出ることが予想されるのです。

 

地震の強度がマグニチュード7と8でどれくらい違うかというと、マグニチュード7のエネルギーはTNT火薬に換算して48万トン分ですが、マグニチュード8だと1500万トンにもなるのです。

政府の想定とは別物の巨大な被害が出ると思うのですよ。

 

テレビなどでは大地震に備えて3日分の備蓄、出来れば7日分の備蓄をするように広報していますが、千葉で起きた状況を考えると、とても1週間分では足りないと思います。

 

最近は地震が増えているので不気味です。

非常食を1か月分買っても金額的には大したことがなく、置き場所も意外に狭いスペースで大丈夫ですので、まだ備蓄をされていない方には是非本気で考えて頂ければと思うものです。