リコーダー呼吸法のセミナーが良かった

プロ奏者の先生方のリコーダー演奏法に関するセミナーをときどき受講してきましたが、今日池袋のストゥディオ・フォンテガーラで行われたアルトリコーダー基本セミナー《呼吸法》はとても良かったです。

 

講師の先生が解説をし、実際にお手本を見せ、その後で参加者12名にそれを行なわせて一人ひとりに手取り足取りして指導し改善していって下さいました。

指導内容は多岐に渡っており、目からうろこ的なものも多かったです。

非常に充実した5時間でした。

 

1例を挙げますと、今まで参加したほとんどのアンサンブルやセミナーで『体をリラックスして吹く、とか、体の力を抜いて吹く」と教えて頂き、その都度体を揺らしたり首を回したり肩を回したりしてそれで力が抜けていたと思っていましたが、全然違ってました。^^;

 

先生の営業に影響するといけませんので具体的には書けませんが、力を抜くということはこういうことだったのか!と、個人レッスンを受けたことがない私のような参加者は全員がそう思ったのではと思います。

 

体に力を入れないで吹くということが、どんなに音そのものや音程に大きな影響を与えるのかが良く分かりました。どこかに力が入っていると必ずどこかに悪い影響が出るんですね。

実感しました。

 

その他にも息の吸い方や出し方音の出し方、そしてそれらの練習方法などを詳しく具体的に教えてくださり、全てが「本当に聞いて良かったー!」と思える内容でした。

 

音を徐々に小さくするディミヌエンドも実演して下さいましたよ。

素人中の素人の私は理屈から言ってそんなことが出来るはずがないと勝手に思い込んでいましたが、息のコントロールだけで音程を下げずに徐々に音を弱くしていくのを目の当たりにして本当にビックリしました。

 

そんなことが出来るんですね~。

自分の不明を恥じると共に、本物のプロの技術のすごさに感銘を受けました。

どうするのか、やり方も教えて下さいましたが、それはヒ・ミ・ツ。

 

あとは今日教わったことを自宅で練習し続けることが出来るかどうかですが、良いことを教わったのにやらなきゃ意味ないぞ、と厳しく自分に言い聞かせたところです。(キリッ!)