6日前、藤沢のリコーダー教室Aに7年ぶりに復帰して、半年ぶりにアンサンブルを楽しませて頂いた。次の日には同じクラスの自主練にも参加した。
続いて昨日は同じ藤沢にあるリコーダー教室Sに入った。
ようやく秋になり、アンサンブル三昧が嬉しい。
健康寿命がいくら残っているか分からないので、やれることはやっておきたいと思う。
この2つのアンサンブルで吹いて思ったのは、一人1パートが私は好みだなということ。
でも逆に一人1パートが嫌いな方も結構いて、理由を聞くとミスが出来ないからとか、責任が重いのでいやとかで、要するに気楽に吹きたいからということらしい。
気持ちは分かるが、1パートを複数の人が吹いても、誰かが違った音を出したり、休符のところで音を出したりすれば、遠いところにいる人には誰かは分からないまでも、隣で吹いている人にはしっかり分かるし、客席で聴いている人にはハッキリと間違った音として聴こえる。
発音のタイミングがズレた場合も同じ。
一人1パートが良いと思うところを挙げると、
第一に、一人1パートだと同じパートの人と音程やアーティキュレーションを合わせる苦労が無い。この利点は大きい。
1パートを数人で吹く場合、吹く苦労の半分以上がこれに費やされると思う。
指揮者がいてアーティキュレーションを明示してくれる団体ならそんなに苦労はしないが、指揮者無しのアンサンブルでは、自主練をして皆で相当に議論して詰めないと、アーティキュレーションが各自バラバラの、いわゆるただ吹いているだけ的な演奏になってしまう。
それではアンサンブルをする楽しみを十分味わえてはいないと思うので非常にもったいない。
バラバラだと演奏を聴いたお客さんの感動もいまいちである。
細かくきっちり合った演奏が出来たときの音楽の快感は格別である。
第二に、各パートの人が自分の思うように歌ったり表情を付けることが出来ること。
バイオリン系の人が弦楽四重奏は本当に楽しい!と言うけれど、これと同じではないかと思う。
第三には、各パートの掛け合いや受け渡しが心を通じ合わせながら出来ること。
これも快感であり、音楽をやっている楽しみをつくづく実感する瞬間だと思う。
1パートを複数人数で演奏するのは、気楽どころかずっと大変だと思う。
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