東京リコーダーオーケストラのコンサートで演奏される曲の思い出

渡辺清美先生のHPに、東京リコーダーオーケストラのコンサートについて河村理恵子先生がHPで楽しく紹介されていますと書かれていましたので、さっそく訪問してみました。

 

コンサートは9月29日に銀座のヤマハで行われます。

演奏される曲はバッハの曲以外は現代曲とのことで、リンクされているyoutubeの音源を聴いてみました。

 

私の好みはいわゆるクラシック音楽のような曲ですので、チャリンジャーのような曲は魅力を感じませんでした。

でも、チャリンジャーはリコーダーの演奏会では必ずと言っていいほど演奏されますので、実際に吹くと良いなーと感じるのかも知れないなとは思います。

 

現代曲の中にはバッハに似た曲もありましたが、聴いていて音楽的に面白いかというとそれほどでもありませんでした。曲の最後まで聴かなかったせいかも知れませんし、私がニブイせいかも知れませんが、人を引き付けて離さないような曲を作るのは難しいなと思いました。

 

プログラムの最後に記載されているのは「バッハのプレリュードとフーガ イ短調BWV543」で、この曲は名曲ですね。余談ですが私的には「プレリュードとフーガ イ短調」よりも「前奏曲とフーガ イ短調」の方がなぜかしっくり来ます。

この曲は、私が高校1年になって買い始めたレコードの3枚目くらいに買ったレコードに入っていた曲です。

 

最初に買ったレコードはバッハの管弦楽組曲2番で、その経緯などは以前のブログに書きましたが、それにはまって次に買ったのもバッハで、クリスティーヌ・ジャコテというフランスのチェンバロ奏者による平均律曲集でした。

 

この2枚のレコードで完全にバッハのとりこになり、次の3枚目に買ったのもバッハで、オルガン曲集でしたがこれでバッハへの尊敬と称賛の念は更に深まり、この人は天才中の天才だと思いました。BWV543はA面の1曲目に入っていました。

また余談ですが、2曲目は幻想曲 ト長調 BWV572で、この曲も素晴らしくて何度も聴きました。

バッハの曲はバロックの他の曲と違って感情に訴えてくるところに特徴がありますね。

 

BWV543に戻って、この曲のフーガの主題は良いですね。

 

約7年前、初めて木管のアルトリコーダーを買うために銀座のヤマハへ行ったときに、試奏で吹いたのがこの曲のフーガでした。

フーガの各声部のメロディーラインをつなげてリコーダー1本用にしたものです。

楽譜はもう無くなってしまったと思いますが、懐かしいです。

 

その日、最終的に選んだ機種はフェールのローズウッドでした。

ウインドウエーがストレートのタイプです。

 独特のかすれの入った音で、味があって好きでしたが、無料のメンテナンスに出したら普通の音になってしまったので悔やんだことがあります。

 

リコーダーで演奏したバッハのオルガン曲で思い出すのは、以前のブログに書いたアンサンブル・エスカルゴさんの演奏です。

演奏はお上手でしたが、オルガンでの演奏を聴き慣れていると、リコーダーアンサンブルは比較にならないほど音が薄くて弱いので、華やかさと迫力が無くて欲求不満になりました。 

オルガンは各声部すべてに幾重も上下のオクターブが重なった音が出ていますので当然ですが。 

 

29日のコンサートではサブ・コントラバスも使うそうですので、各声部ごとに音量をうまく調整してオクターブを重ねられれば、充実した音響になるかも知れませんので、聴いてみたいところです。