昇圧トランスをメンテナンスしてレコードの音が良くなったので、久しぶりにヤフーオークションでレコードを買った。
買ったのは、CBSソニーの「音のサンプル」というLP盤4枚のセットもの。
声楽からオーケストラでバロックから現代まで幅広く入っている。
ちなみに値段は500円。
1枚あたり125円なので、今の相場からすると安い。
10年前は秋葉原の中古レコード店で今回の値段と同じような100円という値段で大量にレコードが売られていたのだが、今ではその店は閉店してしまっており、仕方なくお茶の水の中古レコード店へ行くと、軒並み値上がりして発売当時の値段(約2000円)に近くなっていて、おいそれとは買えなくなってしまっている。
レコードがまたブームになっているので一気に値上がりしたのだ。
秋葉原が閉店すると知っていたら手当たり次第に買っておいたのに、もったいないことをした。
閉店した店も「もう少し粘って営業を続けていたら・・・」と悔やんでいるかも知れない。
今回買った「音のサンプル」というレコードは、レコード会社が発売している沢山のレコードから音源を少しづつ(80曲くらい)抜き出して収録したレコード。
私はそんなのが好きで、CDでも同様のものを結構持っている。
気に入った盤を探すのに役立つし、BGM的に流すのも良い。
今回のレコードには音源だけでなく中村紘子と大町陽一郎の対談が入っている。
曲の解説や演奏者の思い出などを二人で語っている。
珍しいスタイルのサンプルレコードである。
昔のFM放送を聴いているような、何だか懐かしい気持ちになる。
レコードを聴き始めて直ぐ思ったのは、中村紘子の声がかわいいこと。
話し方もかわいい。
この種の声は男心をくすぐるのだ。
おそらく本能的なものだろう。
昔、同じような声で話す女性がリコーダーアンサンブルにいたが、ランチをしていて胸きゅんになった。顔が赤くなってしまったので、ランチを一緒にしていた女性方に気付かれてしまっただろうと思うと恥ずかしい。
中村紘子はクラシック界の大御所の先生方に非常に可愛がられたのであのような地位が築けた、と聞いたことがあるが、レコードの声を聞いて、可愛がられた理由が分かったと思った。
大御所の先生方もあの声にやられたのだと思う。^^
そういえば、中村紘子と遠縁になっていたことを2年ほど前に知って驚いたことがある。
親戚になった方から親戚に中村紘子がいるとお聞きしたのだ。従姉だそうだ。
だからどうということはないが、何となくうれしい。^^
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