格安バイアンプで別世界へ

バイアンプとマルチアンプの絶大なる効果については何度か書きましたが、異なる機種の格安デジタルアンプを数台使って色々遊んだ結果、音が良くなることに加えて、聴こえ方から何からを様々に変えられることがオーディオ的に素晴らしく面白いので、まだ試していない方にお勧めしようと思い、また書くことにしました。

 

格安デジタルアンプは沢山売られていますが、私が持っている機種は、

yudiosの「YD-30BHとYD-30BHⅡ」

Amulechの「AL-502HとAL-602H 」

FLYING MOLEの「DAD-M1」2台 。

です。

 

それぞれの性格を比較すると、

・YD-30BHが最も音の鮮度が高く張り出しが強く活気が有り、YD-30BHⅡは(私の耳のせいかも知れないが)30BHよりもわずかに張り出しが落ちるけれど他は変わらない。

・AL-502Hは、YD-30BHと似ているが鮮度も張り出しもYD-30BHの方が勝り、AL-602Hは一転して大人の音。

・DAD-M1は、力感がYD-30BHより少ないものの、透き通った音がどこまでも伸びていく様が気持ち良い。

 

マルチアンプにすると、それらの夫々の性格を勘案して組み合わせ、狙った音質にすることができる。

 

例えば、

・低音から高音までハッキリした音にしたければ、ウーハーもツイーターもYD-30BH。

・中低音はハッキリで高音を透き通ったさわやかな音にしたければ、ウーハーにYD-30BHを使い、ツイーターにはDAD-M1を当てる。

・柔らか気味の音が欲しいときは、AL-602Hを組み合わせに入れる。

*YD-30BHとYD-30BHⅡを組み合わせに入れると、それらは低中高音ごとにレベル調節ができるので、音を変化させられる範囲は無限にも思えてしまう。

 

数百万円のアンプでも出来ないことが、10万円出せば6台買えてしまうほど安価なアンプで出来てしまう。デジタルの威力かと感心する。

 

マルチまでは・・・と思った方にはバイアンプをお勧めしたい。

バイアンプの音はマルチよりは劣るもののバイワイヤーの音とは比較にならないクオリティー。

あっと驚く別次元が出現する。

 

格安デジタルアンプは、2台買っても4万円もしないので、もし可能であれば一度は試さないと一生後悔すると思う。

それほど変化は劇的である。

 

(ケーブルなどは一定レベルのものが使用されている必要が有るかも知れません)