プロ奏者のHPに吹き方のアドバイスが一杯

私のように先生につかず自分で適当にリコーダーを吹いているけれど、上手に吹けるようになれたらそれは嬉しい、と思っている方が多いと思いますので、吹き方の基本についてまとまったアドバイスを載せられている先生のサイトをご紹介しますね。

 

そのサイトは、以前のブログで発表会の演奏が充実していたと書かせて頂いた河村理恵子先生のHPです。(画像をクリック)

 歌口のくわえ方や綺麗な音の出し方、サミングの仕方などについて書かれています。

 

河村先生以外の先生も、基本をHPで教えて下さっている先生がいらっしゃいます。

私が存じ上げているのは渡辺清美先生と、本村睦幸先生です。

 

これまでいくつかの吹き方セミナーを受講しましたが、先生によって正しい吹き方が異なっているので、先生方のHPに書かれている教えも同じではありません。

 

例えば、歌口を咥える深さを河村先生は出来るだけ浅く(5ミリ)と書かれていますが、本村先生は、深くと書かれています。深く咥えるとしっかりした音が出る、と。

 

また、「吹いている途中で口の中を広げたりするのはダメで口は出来るだけ固定して舌だけを上下させてタンギングする」というのはどの先生もおっしゃっていて今では定説になっているようですが、昔のアーノンクール指揮の「聖母のための夕べの祈り」のビデオを見ると、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのリコーダー奏者は、トートーという感じで1音ごとに下あごを下げて口を広げて吹いていて、それはそれで良い感じです。

 

咥える深さについては、私がやってみたところでは深過ぎると音が割れますのでそこまで行かない範囲で徐々に深くして行くと、音がよりしっかりしていく感じは有ります。

しっかりと同時に響きが増して音が太くなる感じもあります。

 

ただ、音がストレート気味になるので情緒的なものが薄れるかな?という感じはあります。

どちらが良いのか悩ましいですが、曲想や場面によって使い分けるのが一番かなと思います。