昔リコーダーの材質で音色は変わるかという議論が有ったけれど

あることをしていて、そのことを思い出した。

リコーダーを吹いている人は誰でも「変わる」と言うと思ったが、「変わらない」と言う人もいて面白かった。

 

私の感覚ではプラ管と木管では明らかに音色が違うし、木管でも材質によって音色が異なると感じていた。

だからこそ、色んな種類の木で作ったリコーダーが売られているのだと思ったものだが・・・。

 

音が鳴る理屈からすれば管の材質は音色に関係しないようだけれど、リコーダー本体は自らが出す音によって振動するので、その影響で音色が変わる、のだと思う。

 

軽いメイプルで作ったリコーダーは軽く散漫な音で、重い黒檀のリコーダーは芯の有る透き通った音がするのは、材質によって本体が振動する度合いが違って、そのため本来の音への影響が異なりそうなるのだと思う。

 

そのあたりはオーディオの振動対策をしたときと結果が非常に似ていて興味深い。

 

ただ、昔のスピーカーは本体の箱鳴りも合わせた音作りをしていたので、理屈だけではない奥深さを感じる。

 

それは楽器も同じで、このあたりまで来ると、良い悪いではなくて趣味性というか好き嫌いの話しになってくる。

私がペアーウッド(梨)のリコーダーが好きなのは、単にその音が好きだから。