1万5千円の激安デジタルアンプYD-30BHが超高性能で驚いた!

色んな分野で技術革新が進んでいると感じていましたが、オーディオ用のアンプも例外ではありませんでした。

 

たまたま図書館で借りた「MJ無線と実験、7月号」の新製品レビューで、Yudios というメーカーの YD-30BH というデジタルアンプが非常に高い評価をされていて、定価が税込みで19,800円と、とんでもなく安いこともあったので、ダメでもいいやと思い即ポチって注文しました。

(実際の購入価格は14,700円で、さらに安かった!)

 

先ほど届いたので早速音を出したところ、えー!、この値段でこんな音が出るのかいー!と本当に驚いたので今書いてます。

 

このアンプの前に使っていたアンプは、プリアンプがドイツのオクターブ社のもので、パワーアンプがウーハー用にオクターブ、ツイーター用にフライングモール2台(その前はLINN4台)ですので、ハイエンドではありませんが、そこそこのグレードのものだと思っていますが、その音と比べて遜色が無いどころか優れていると感じたので驚いています。

 

今までの我が家のアンプはセパレート型で且つマルチアンプ。

YD-30BHはいわゆるプリメインアンプ1台だけ。

プリメインで、しかも破格に安いのにこんなにすごい音が出てしまう。

素晴らしい!

 

それ以外に、ヘッドホン出力と、昔懐かしいトーン・コントロールの機能も付いており、低音・中音・高音の出方を調整できます。

調整できる単位は1dbごとで、ボリュームも1dbごとであり、使い勝手が非常に良いです。

トーン・コントロールは数十年使っていませんでしたが、もう歳のため高音を聴く能力が衰えているだろうと思って、今日は高音を少し上げて、中音も僅かに上げてみました。

色々やってみましたが非常に効果的で良いです。

  

Yudiosという社名を見たときは中国のメーカーだろうなと思ったのですが、違いました。

新潟の中越市のメーカーでした。

 

音の感想は、雑誌にレビューを書いた二人の評論家と同じです。

今感激中なのでたくさん転記します。

『音の鮮度の高さが際立っている。音の輪郭や響きが鮮明そのもの。ピアノのタッチがクッキリとクリアーで、細身のようでいて決してそうではなく、贅肉が無いのでぼってりとした厚みは持たないが、肉質感は高く弾力的な余韻を備えていて、低音部の響きなど、鉄のフレームの質感を思わせる強靭さを持つ』

 

『室内楽はアンサンブルが混濁なく描き出され、弦楽器の音色が瑞々しく、艶と張りにあふれており粘り強さも見せる』

 

『オーケストラではコントラバスなどの低音が非常に低いところまで明快に出る。アタック音がスピーディーに立ち上がり位相が正確に制動され質感だけでなく空間的な存在感に満ちている』

 

『極めて高いパフォーマンスを実現していることに驚いた。回路が簡潔なので鮮度の高いクリアな再生音が聴ける。全帯域にわたって高い解像度が確保されており、立体的な音場が展開する』

 

とにかく、素晴らしいとしか言いようがないプリメインアンプでした。