先日の西日本豪雨では、交通網が寸断されたために、被災者に水や食料品が届いていないところがまだ有るようです。
ネットニュースでは、以下のように伝えています。(抜粋)
・主要道路の大半や鉄道網が寸断され、市全体が「孤立状態」となる異常事態に陥っており、給水や物流が滞って、約23万人の市民生活を脅かしている。
・「水も食料も何もこん。孤立が続けば、みんな干からびてしまう」。
薬や食料の備蓄はあるが、「もう限界。とにかく道路の復旧を急いでほしい」と訴える。スーパーやコンビニエンスストアの食料や飲料も乏しい。
食料が届かないと命にかかわりますので、なんとか早く届けてあげたいものです。
大災害に備えて、我が家では2年前から、1か月分の水と非常食と簡易トイレを備蓄しています。
きな粉餅と牛飯が美味しくてときどき食べてしまうので、追加購入したりしていますが。
1か月分の備蓄なんて多い、と思われますでしょうか?
テレビ等では『1週間分を備蓄して』と言っていますが、私は1週間分では足りないと思っています。
南海トラフ大地震や関東大震災が起きると、とてつもなく大勢の人たちが水や食料の配給を待つことになります。
どれだけの人数になると思われますか?
これらの2つの大地震が来るとされている地域のおよその人口は次のとおりです。(単位 万人)
・関東(東京=1,300。神奈川900。千葉=600。埼玉=700)合計3,500万人
・東海(静岡=400。愛知=700。三重=200)合計1,300万人
・関西(大阪=900。兵庫=600。和歌山=100)合計1,600万人
・四国(徳島=80。高知=80)合計160万人
・九州(鹿児島=200。宮崎=100。大分=100)合計400万人
これらを合計すると、なんと!、約7,000万人にもなるのです!
こんなに大勢の人たち全員に水や食料品・日用生活品等を十分に届けるって、まず不可能でしょう。7,000万人は日本の人口(約1億3,000万人)の半分以上です。
南海トラフと関東大震災が連動せずに単独で起こった場合でも、被災する人数はそれぞれ3,500万人ずつですので、救援物資を届ける困難さに大きな違いはないでしょう。
被災しなかった方々は、【自分たちが食べる分+7,000万人分(又は3,500万人分)】を作り、且つ配達しなければならないのです。
想像すればするほど、それが出来るとは到底思えません。
毎日ですよ!
仮に毎日7,000万人分の食料・水が作れたとしても、道路も鉄道も港湾も空港も壊滅状態ですから、それを届ける手段がありません。
食料と水を入れる容器についても、毎日7,000万人分なんてとても用意出来ないでしょう。
スーパーやコンビニで売られている弁当の量など、7,000万人分に対すれば無きに等しい量です。
更に、関東では大地震が来ると、連動して富士山が噴火する可能性が高いとされています。
その場合は、関東地方の全ての小さな道路まで火山灰に埋まってしまいますので、車が使えず、救援物資を届けるのは更に困難になるでしょう。
おそらく世界中から食料等が送られて来て、それを被災者の所へ配ぶために各国の軍隊が陸海空軍を駆使して救援活動をしてくれるでしょう。
でも、なんせ7,000万人(または3,500万人)です。
あまりにも多いのです。
現実的に考えて、食料がなくて餓死する人が出るのではないでしょうか。
それも大勢になるような気がします。
心配性かもしれませんが、非常食は多目に備蓄しておいた方が良いと思います。
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