山野楽器の2016年度リコーダーフェアの感想

昨日は銀座の山野楽器で始まったリコーダーフェアへ行ってきました。

この日も銀座を歩いている人の大半は中国などからの観光客のようでした。

でも、最近は服装の趣味が日本人と同じになったので、話し声が聞こえなければ外国の方だと分かりません。

 

私が中学生か高校生の頃に、日本人の団体客がステテコ姿や腹巻き姿でパリの街を闊歩して、現地の方からひんしゅくを買っているとか、ところ構わず立ち小便をしていて日本人として恥ずかしい、という記事が新聞に載っていました。

今中国の人は大声でしゃべるとかでひんしゅくを買っていますが、我々日本人の方がはるかにみっともなかったことを棚に上げてはいけません。

 

日本人はその後急速にマナーを身に付け、今ではそんなことはしなくなりましたが、銀座を歩く中国の人の急速な変わりようを見ていると、すぐに日本と同じになるなーと思いました。

20年後にはアメリカを抜いて世界一の大国になっていることが確実なこの国が、今の調子で順調に大人になってくれることを期待したいです。

それにしても、20年後の世界では中国とインドが今のアメリカとロシアのような立場になっているのでしょうかね~・・・。

 

さて、本題のリコーダーフェアですが、会場に入ったとき、先客は2人だけでした。

着いたのは午後2に頃でしたが、こんなにお客さんが少なかったのは初めてです。

でも、自分の吹いているリコーダーの音が良く聴こえるので、選定するには非常に良い環境ではありました。

 

結局、特に惹かれるリコーダーは無かったので買わずに帰って来ましたが、帰り際に、若い女性のお客さんが吹き始めたのを聴いて驚きました。

すっごく上手だったのです。

 

アマチュアでもこんなに上手に吹ける人がいるんだ~と感心しました。

帰り道で、あの女性はもしかするとプロの方か音大生の方かも知れないなと思いました。

アマチュアだったら尊敬に値します。

 

あのように上手に聴こえる理由は何なんだろう、と有楽町駅まで歩きながら考えました。

一つだけ分かりました。

音が非常に安定しているんです。

音の強さ、音の粒立ち、音程、指とタンギング、などなど。

そのどれもに安定感が有りました。

 

昨日は遥かに高いレベルの音が聴けて、また勉強になりました。